ビジネス& 経済オンラインメディア「BUSINESS INSIDER JAPAN」によると、驚くべきアンケート結果が出ています。
「在宅勤務を続けたい」…オフィス復帰を拒否し「大退職」に参加する人々 https://www.businessinsider.jp/post-252079
コロナ禍がスタートした当初、社会全体が緊急事態宣言に反対していたかもしれませんが、その一方、「自宅で仕事をする」ということが当たり前になるというこれまであり得なかったあたらしい概念が生まれました。
満員電車、渋滞、接待の著しい現象、家族との時間の増加など、それらを数えることはできますが、この傾向を実際に理解するには、1つの重要な要素にフォーカスすることができます。
VirbelaのチーフカスタマーオフィサーであるKraig Caplan氏は、過去のeXpグループ(Virbelaシステムの親会社)の株主総会でリモートワーク、またはハイブリッドな働き方を成功させるには何が必要かを説明しています。それは、共同体の感覚です。
・・・もうオフィスには戻らない。「勤勉な日本人」というステレオタイプを持つ日本人にとっては開放的な言葉に聞こえもしますが、物事には裏の側面があります。
Kaplan氏は、「JLL Human Performance Surveyによると、回答者の46%が人間とのやり取りを見逃している」と述べています。その人々は、通勤や経費を減らしたことに成功したものの、同僚と話したり、構造的になっていない方法でコラボレーションしたり、チームを強くすることはできません。 テクノロジーによって、どこからでも仕事に関連する多くのタスクを実行できる術を私たちは身につけました。Eメール、リアルタイムの更新ができるクラウド上のオンラインドキュメント、ビデオ配信サービスなどは、何年にもわたってリモートワークを可能にしてきましたが、今回はあまりにも大きな変化です。
パンデミックの時点まで企業を成長させてきた技術は、むしろこれ以上私たちをさらに前進させられないかもしれません。ビデオチャットで自分が話すのを待っていたりするだけで、果たしてそれが効率的、と言えるでしょうか?
コロナ禍では、感染症対策により「安全性」「効率性」のみが重要視され、これまで当たり前のように行われてきたある検証プロセスが社会から抜け落ちてしまいました。 それは、「効果性」と、「日常の余白」です。
ビデオチャットのホストが、トークルームを閉じてしまった瞬間、あらゆるコミュニケーションや、授業や、サロンや、エンターテインメントは余韻もなく一瞬にして消え去ってしまいます。そうです、学校からは放課後が消え、職場からはアフターファイブという余白のコミュニケーションが消えてしまったのです。
この数年、ガイアリンク がVirbelaを中心として様々なユーザー様とやりとりをしていて発見したことは、「業務の効率性」よりも「日常の余白」と「効果検証」がチームビルディングにおいて遥かに重要だった、と再確認しました。これは、メタバースというあたらしい概念を提供する我々にとって大きな発見でした。
バーチャル空間において発生する偶然な出会いのメリット
ただし、メタバースが切り開くコミュニティへの未来については話すならば、明確な道があります。オフィス空間を完全に、または少なくとも週に数日置き換えることができるようなものです。
仮想空間は、人々がオフィスライフにおいて嫌うものを排除し、彼らが好き&見逃しているものと置き換えることができます。
オンラインでコミュニティメンバーが心から求めている感覚を提供することは、誰もが今夢見て、目指していることでしょう。今のところ、多くの人がビジネスの世界をメタバースに引き継いでいるわけではありませんが、それは時間の問題です。Roblox、Minecraft、またはFortniteの社会的評価を見て、この種の双方向性がどれほど人気があるかはこのブログを読んでいるあなたはよくわかっていることでしょう。
これらのプラットフォームの特性を実際の世界に移すと、それらがどのように完全に適合するかがわかります。
構造化されていないコラボレーションにより、人々はリアルタイムで問題を解決できます。管理職が鎮座するピラミッド型組織は多様性のある価値観をもつ若手スタッフにはフィットしなくなっています。
24時間年中無休でつながることができるグローバルな文化は、多様性と革新性をサポートします。
偶然の出会いは知識の共有を促し、信頼を築きます。
いつでも簡単にアクセスできるため、仮想空間に出入りするのにストレスがかかりません。
これらの機能が企業ですぐに利用できるようになると、日本のオフィスライフを快適でつながりのあるものにしてきたいくつかのポイントを復活させることができます。
たとえば、どんな管理職にも部屋に鍵をかけない方針を維持してきた会社や大学にとっては、それを再現するのも簡単です。確かに、スタッフは時々たるんでサボってしまうかも知れません。それは確かに否めませんし、アバターであっても、顔を合わせて簡単に時間を過ごすことができる方が会話には適しています。
偶然の出会いが生むアイデアは、ほとんどの人にとっても本当にたくさんの奇跡的な成功につながるケースをあなたも見聞きしてきたはずです。それに、日常のオフィスでのやり取りを構成する「What(何が)」「How was it (どのようになり)」「What Do you think (どう思ったか)」というタイプの質問が仮想空間でも再現できるのです。
最終的には、人間の真のニーズを満たすつながりの感覚が得られます。また、通勤する必要がないため、繰り返す意味と価値があります。
あなたの会社・大学・コミュニティは「余白」をつくれていますか?
偶然が生む産物を、オンラインでも享受できていますか?
「ちょっといい?」といった気軽さを担保できているでしょうか。
首を傾げてしまったあなたは、それだけでもメタバースの世界に足を踏み入れるためのチケットを手にしていますよ、ということはお伝えしておきます。
ご安心ください。
Virbela、GAIA TOWNは、24時間「オープンドア」です。 参考記事: https://www.virbela.com/blog/community-will-drive-the-future-of-work-more-than-office-space
イベント: 企業の人事総務が今知っておきたいアフターコロナの人材育成とメタバースの活用https://gaiatown0421.peatix.com/view
Comments